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アパレルとは?ファッションとの違いや職種をくわしく解説!

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私たちの生活に欠かせない「服」や「装い」を扱う業界として、「アパレル」という言葉をよく耳にします。しかし、「ファッション」とはどう違うのか、またアパレル業界にはどのような仕事があるのかが気になっている方もいるのではないでしょうか。
ここでは、「アパレルとは何か?」という基本的な意味から、ファッションとの違い、さらにアパレル業界の職種や働き方についてくわしくご紹介します。

アパレルとは?意味・語源や主な仕事内容

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アパレルの意味と語源

「アパレル」とは、英語で「衣類」「服飾品」を意味する言葉です。語源はラテン語の「apparare(あらかじめ準備してあるもの)」に由来します。現在では、衣服やファッションアイテムを企画・製造・販売する業界全体を「アパレル業界」と呼びます。

アパレル産業の概要と構造

アパレル産業とは、衣料品を扱う団体全体を表現する言葉です。
生産・流通・販売などに関わる事業者で構成されており、「衣料品を企画したりデザインしたりする業者」「企画・デザインされた衣料品を生産するための工場」「生産された商品を大量に購入し、小売業者に販売する業者」「衣料品を消費者に販売する小売業者」などに分かれています。
この他、アパレルに特化したプロモーションやマーケティングをプロデュースする業者なども含まれます。

アパレルの仕事内容は?

ご紹介したように、アパレル産業には多種多様な事業者があり、業務内容も多岐にわたります。大きく分けると、「つくる」「広める」「売る」「その他」の4つに分類されています。これらの分類の詳細は、別項目でくわしくご紹介します。

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アパレルとファッションとの違いは?

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ファッションとは?意味や語源は?

「ファッション」は、ラテン語の factio(作ること、なすこと)に由来する言葉です。「何かを作り出す」「新しいものを生み出す」という意味から転じて、「流行」や「スタイル」を意味する言葉として使われるようになりました。
そのため、ファッションはヘアスタイル、メイク、アクセサリー、さらにはライフスタイルや価値観までも含む「トータルな装い」を表します。

アパレルとファッションの違い

「アパレル」と「ファッション」は似た言葉として使われますが、意味や使われ方には以下のような明確な違いがあります。

【アパレルとファッションの違い】

<アパレル>
 意味:衣類・服飾そのもの、または衣料産業
 対象範囲:服・アクセサリー・販売・製造など実体的なモノ
 使用される場面:業界・ビジネス用語(例:アパレルメーカー)

<ファッション>
 意味:流行・装い・スタイル全般
 対象範囲:ヘア・メイク・文化・ライフスタイルなど抽象的な概念
 使用される場面:文化・トレンド文脈(例:ファッション雑誌)

つまり、「アパレル」は衣類というモノを扱う産業や仕事を指し、「ファッション」は人々の感性や文化的側面を含めた広い概念を指しています。
たとえば、アパレル業界は「洋服を企画・販売する産業」であり、ファッション業界は「装いやトレンドを発信・形成する産業」と言い換えることもできます。

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アパレルの職種とは?4分類12職種を紹介!

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アパレルの代表的な職種である、4分類12職種を簡単にご紹介します。

アパレルを「つくる」

1.デザイナー

デザイナーは、トレンドやテーマに基づいてアパレル商品をデザインするクリエイティブな職種です。生地や柄のデザインを担当するテキスタイルデザイナーと呼ばれる職種も存在します。

2.パタンナー

パタンナーとは、ファッションデザイナーが作成したデザインをもとに、パターン(型紙)におこす専門職で、平面のデザインを立体へと変えるための作業を担う、アパレルに欠かせない職種です。

3.生産管理(プロダクトマネージャー)

生産管理(プロダクトマネージャー)は、素材の仕入れや工場との調整、品質の管理などを行う業務で、ひな型を「商品」にする重要な役割を担っています。

4.MD(マーチャンダイザー)

マーチャンダイザーは、マーケットの調査や既存商品の分析を通して新商品の企画を立ち上げ、販売戦略まで策定する職種です。商品の売れ行きに大きく関わる職種といえます。

アパレルを「広める」

5.プレス(PR・広報)

プレスとは、PR・広報としてブランドや商品のイメージアップや認知拡大を担当する職種で、PR戦略を考えて実行するのが主な業務です。

6.営業

アパレル企業の営業にはさまざまな種類があります。主な種類としては、自社店舗の売上アップを担う「リテール営業」、セレクトショップや百貨店に商品を提案する「ホールセール営業」の2つがあります。

7.EC担当

EC担当は、アパレル企業のECサイトを担当する職種で、サイトのユーザビリティを向上させる施策やオンライン販売の戦略を策定、デジタル広告やSNSアカウントの運用などを行います。

アパレルを「売る」

8.販売員

販売員は、アパレル企業が運営する小売店や百貨店の店舗の他、セレクトショップなどで顧客に商品を販売する職種です。商品の陳列や在庫のコントロール、顧客情報の管理なども担当します。

9.店長

店長は、店舗の運営全般を担当するアパレル店舗の責任者で、販売スタッフのマネジメント、商品の在庫管理や顧客管理、運営に関する本社とのやりとりなどを担当します。販売スタッフの一人として接客を行うことも少なくありません。

10.スーパーバイザー(SV

スーパーバイザーは、特定のエリアにある複数店舗を担当し、店長をサポートしながら店舗運営を管理する職種です。売上管理、キャンペーンの提案、店長やスタッフのマネジメントが主な業務で、エリアマネージャーとも呼ばれます。

その他の職種

11.バックオフィス(事務職全般)

バックオフィスは、アパレル企業の事務スタッフを指します。企業の組織運営に必要な、多種多様な事務作業を行います。

12.カスタマーサービス(お問い合わせ窓口など)

カスタマーサービスのスタッフは、返品交換やクレームなど、お客様からのさまざまな問い合わせに対応する専門のスタッフです。

このようにアパレルにはさまざまな職種があります。ここでご紹介した職種の詳細については以下の記事でも紹介しているので、合わせてご確認ください。

関連記事:アパレルの職種とは?4つの分類と代表的な12職種を解説!

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アパレル業界に向いているのはどんな人?

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アパレル業界で活躍する人には、共通したいくつかの特徴があります。単に「おしゃれが好き」というだけではなく、トレンドを読み取る力や、人との関わりを大切にする姿勢も求められます。ここでは、アパレル業界に向いている人の特徴を紹介します。

アパレルやファッションに強い関心がある

まず何よりも、服やファッションへの関心が強い人がアパレル業界に向いています。
洋服のデザインや素材、ブランドの世界観などに興味を持ち、「なぜこのスタイルが流行しているのか」「どうすればより魅力的に見せられるのか」と考えるのが好きな人は、日々の仕事にも自然と情熱を注げるでしょう。

トレンドに敏感で日常的に情報収集をしている

アパレル業界は流行の移り変わりが早く、常に新しい情報をキャッチする姿勢が欠かせません。
SNS、雑誌、ファッションショー、海外ブランドなど、さまざまな媒体からトレンドを吸収し、自分なりの感性で解釈できる人が向いています。「ただ服を売る」のではなく、「今の時代に合う提案」をできる人が重宝される業界です。

コミュニケーション力や人の話を聞くのが好きな「聞く力」がある

アパレルに関連する業務では、お客様やチームメンバーとのコミュニケーションが中心となります。特に販売や接客の現場では、「相手の話を丁寧に聞ける人」が信頼を得やすくなります。
お客様がどんなシーンで着たいのか、どんな雰囲気を演出したいのかを引き出す「聞く力」がある人は、自然とニーズに合った提案ができるようになります。このスキルは、将来的にマネージャーやバイヤー、スタイリストなどへキャリアアップする際にも強みになるでしょう。

アパレル業界で働く方法は?

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アパレル業界で働くには、いくつかのルートがあります。新卒として正社員採用を目指す方法のほか、転職・アルバイト・派遣など、自分のライフスタイルや経験に合わせた働き方を選ぶことも可能です。最後に、代表的な4つの方法を紹介します。

新卒採用で入社する

大学や専門学校を卒業後、新卒採用としてアパレル企業に入社するのがもっとも一般的なルートです。販売職として店舗勤務からスタートし、経験を積んでMD(マーチャンダイザー)やバイヤー、プレスなど本社勤務へキャリアアップするケースもあります。
また、服飾・デザイン系の専門学校を卒業した人は、デザイナーやパタンナーなどの技術職として採用される場合もあります。学生のうちからインターンやショップスタッフのアルバイトを経験しておくと、業界理解が深まり、就職後に活かしやすいでしょう。

中途採用で転職する

アパレル業界では、中途採用(転職)枠も存在します。販売職・店舗マネージャー・EC運営・営業・企画など、職種ごとに必要なスキルや経験が異なりますが、販売経験や接客スキルがあれば他業界からの転職も可能です。
最近では、SNS運用やECサイト管理、マーケティング経験を活かしてアパレル企業に転職するケースも増えています。「服が好き」「ブランドに携わりたい」という思いを持ち、コミュニケーション力や提案力をアピールしましょう。

アルバイト・パートとして入社する

アルバイトやパートは、未経験やプライベートとの両立を視野に入れている人に適した働き方です。正社員に比べると仕事の幅や量が少なく、無理なく経験を積むことができます。
未経験からスタートできる求人もあるため、アパレルに興味がある方は、アルバイト・パートの求人を探してみましょう。

アパレル業界に強い派遣会社に登録する

アパレル企業は、販売員・バックオフィス・カスタマーサービスをはじめ、さまざまな職種を派遣社員として採用しています。また、派遣会社の中にはアパレルに特化した企業もあり、スタッフによる未公開求人の提案や就職に関するアドバイスを受けることもできます。
裁量や労働時間も正社員に比べると少ないため、未経験の方やプライベートと両立したい方でも働きやすい方法です。中にはキャリアアップを目指せるケースもあるため、アパレル業界に興味がある方は、アパレルに強い派遣会社への登録も検討してみるとよいでしょう。

まとめ

アパレルとは、衣類や服飾品を表す言葉で、ライフスタイルを含めたファッションとは区別して使われています。アパレル産業には多種多様な事業者があり、職種の種類も幅広いのが特徴です。アパレル業界に興味をお持ちの方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考に、自分に合った職種や働き方を探してみてください。

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