パーカー、ダウンコート…。ボリューム襟と好相性の髪型はこれ!

冬の襟元とヘアスタイルのバランス学<後編>
秋こそおしゃれが楽しい季節! 秋冬の服とヘアスタイルのバランスを考える<後編>をお届けします。
秋冬に登場回数の多いパーカーやダウンコートなどは、カジュアルなだけに、ともすれば部屋着やご近所コーデのようになってしまい、洗練された印象に見せるのは少しコツが必要。知っておくと毎日のコーデがグッとおしゃれに見える秋冬服の襟元とヘアスタイルのGoodバランスを、表参道のヘアサロンNORA Jouneyで活躍する美容師・阿形聡美さんに伺いました。
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アドバイス/阿形聡美さん表参道のヘアサロンNORA JourneyにてPRディレクターを務める。ひとりひとりのなりたい姿や悩みに寄り添い、“色気”を感じるヘアや、くせ毛を活かすカットが得意。 |
【CASE4】パーカーのときは…
カジュアルなアイテムで、“部屋着”になりやすいので、おしゃれに見せたい場合はスタイリング剤をつけて“セットしてる感”を出しましょう。かといって、しっかり巻きすぎるのもアンバランス。ストレートベースがおすすめです。
ショートヘアの場合、少年っぽくなりやすいので、“大人の女性感”を強調しましょう。スタイリング剤でツヤを出し、髪を耳にかけて、耳もとに大ぶりのピアスやイヤリングを添えて。
ロングヘア&パーカーの組み合わせは、何もしないと一気に「おうち」感が出てしまうので、アップヘア一択です。おすすめはおでこを出したヘルシーなアップスタイル。“ヘルシー”と“何もやっていない”の違いはスタイリング剤の有無。ざっくりまとめて、重めのオイルをつけるくらいがちょうどいいです。
【CASE5】ダウンコートのときは…
前編のボリューミーなストール、スリムタートル、もこもこタートル含め、ここまでは“ゆるアップ万能説”でしたが、実は唯一“おろしたほうがバランスがいい”と感じているのがダウンコートです。カジュアルなアイテムだけに、“ご近所コーデ感”が出やすいので、ヘアもメイクも“強い女”感を意識してみてください。前髪をおろすと少しカジュアルすぎる印象なので、できれば前髪なしのスタイリングに。
ショートヘアの人、短めボブの人は、コート自体のボリューム感に負けないように、タイトなシルエットよりも、巻いてボリュームを出すのがおすすめです。髪は耳にかけて、耳元に大ぶりなピアスやイヤリングを添えましょう。
一方、ロングの場合は海外セレブのようなゆる巻き髪がGoodバランス。片寄せも似合います。アップヘアも合うには合いますが、巻きおろしでかっこよくダウンコートを着こなすくらいがちょうどいいバランスです。
【CASE6】ブラウス+ニットのレイヤードのときは…
ここまでの例と比べると、あまり合わない髪型がなく、比較的どんな髪型でもバランスよく仕上がりやすいです。しいておすすめするなら、ブラウス+ニットレイヤードは少しコンサバな印象になりやすいので、もしそこまでコンサバではないほうがいい方は、ゆるウェーブ×ワンレンなど、カジュアル感あるアレンジをプラスしましょう。
タイトにぎゅっと結ぶと真面目な印象になりすぎてしまうので、髪を巻いてから結ぶ、後れ毛を出すなどの工夫を。特にもみあげを巻いてあげるとおしゃれな印象に。ほかにもマッシュボブなど、少しモードなデザインのヘアはよく似合います。
イラスト/Akira Ayumi
デザイン/WATARIGRAPHIC
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