WEB面談(WEB面接)実践で気をつけるポイント【場所・マナー・挨拶】

前回に続いて、実践で役立つWEB面談のポイントをご紹介。
ちょっとしたコツでWEB面談の印象はグッとよくなります。ぜひチャレンジしてみてくださいね!
前回の記事| 【準備編】WEB面談(WEB面接)の注意点・マナーの基本!
WEB面談中に気をつけるポイント
場所・背景の写り込みを意識
WEB面談はどこからでもアクセスできるからこそ、面談場所への気配りが必要です。
たとえば、乱雑な部屋が映ってしまうと、あなた自身の仕事ぶりまで「大丈夫かな?」と思われてしまいます。
ポスターや装飾品が映りこまないよう、シンプルな壁やカーテンなどを背景にすると安心です。窓際など、室内の明るい場所であれば、顔が明るく映るのでなお良いですね!
さらに注意したいのは、周囲の音声が入り込んでしまうこと。
可能であれば個室での参加がベストです。テレビの音や生活音にも気を付けて、面談に集中できる環境を整えましょう。
自宅以外の場所でWEB面談に参加したい場合、快適なネット接続環境と個室であることを条件にしましょう。
WEB面談では、あなたのこれまでの職歴などをお話することになります。他の人には聞かれたくないような個人情報もあるので、それも踏まえて集中して臨める場所がおすすめです。
しっかりと事前準備を整えたら、WEB面談本番当日も安心ですね。
では、実際にWEB面談をする際の注意点や気をつけるポイントをご紹介します。
始まりや終わりの挨拶はしっかりと
WEB面談でも、人と接する上でのマナーは対面型の面談と同じです。はじめの挨拶と終わりのお礼はしっかりと伝えましょう。
面談のはじまりには、「〇〇〇〇(氏名)と申します。本日はよろしくお願いいたします。」とカメラを見て名乗ります。
終わりには「お時間をいただき、ありがとうございました。失礼します。」と声をかけてから退出(面談終了)ボタンを押して面談を終了しましょう。
また、メモをとる場合は「メモをとってもよいですか?」と事前に一声かけるとより好印象です。
WEB面談では、画面越しに手元が見えにくく、何をしているかがわかりづらいからです。
基本の挨拶や、一声かけて了承を得ることは、オンライン面談だけでなく普段も心がけたいマナーです。
この機会に見直してみましょう。
普段よりワントーン高め、少し大きめの声で
電話や録音などで、「自分ってこんな声だったんだ」と驚いたことはありませんか?それと同じように、オンライン上では少しこもったような音声に聞こえがちです。
また、WEB面談では、双方の設定や接続の問題で、音声が聞こえにくいこともあるので、普段よりも少し声のボリュームを大きめにしてみましょう。
相手に声が届いているか不安になり、たびたび聞き返していると、会話の流れが止まってしまいます。
本来のあなたらしさを発揮するためにも、ワントーン高めでお話しましょう。
ゆっくり、はっきり、ハキハキと話そう
WEB面談では、意識して普段よりもゆっくり・ハッキリ話すと、聞き取りやすく会話がスムーズになります。
つい電話で話すように自然に会話してしまいがちですが、スマートフォンで話すのと違い、音声がワンテンポ遅れて聞こえたり、端末が少し離れているだけで聞きとりにくく感じることもあります。
質問に答える時は、いつもより気持ち短めに答えをまとめると、会話のテンポがよくなり、オンライン上でもしっかり気持ちを伝えることができます。
WEB上では、お互い顔が見えていても、表情までは読み取りづらいもの。うなずく・相槌を入れるなど、いつも以上にしっかりとリアクションを取ることを心がけてください。
相手は、あなたの反応でコミュニケーション能力をはかろうとしています。しっかりと相手の話を受け止めている、内容を理解しているという態度を見せることで、評価が高まりますよ。
面談でよく聞かれる志望動機や前職の退職理由、就業条件の希望などは、あらかじめ簡潔に回答をまとめ、メモで手元に控えておくと落ち着いて回答できます。
ちょっとしたコツで印象アップ!顔を明るく映すには?
画面越しでは、顔が暗く影になりがちです。顔を明るく映し、印象をアップできるコツをご紹介します。
まずは、パソコンやスマートフォンのカメラが目線の高さになるよう、しっかり固定しておくこと。
スマホを手で持って支える方が多いですが、面談時間が長くなると疲れてきて、カメラが目線より下にさがり、見下ろすような角度で顔が暗く映ってしまうことも。
専用の固定器具がなくても手持ちの本などを利用して上手に固定してみましょう。
また、画面にしっかり顔が映るかもチェックが必要。
証明写真のように肩から上が画面に映るように調節するのがおススメです。
部屋の中でも、光が当たる場所を選ぶと、顔が明るくなり印象がUPしますよ。
プラスのテクニックで、顔色をワントーンアップ!
胸下の机の高さぐらいに、白い紙やハンカチを広げるとレフ板効果があり、顔色が明るく映ります。手軽に印象アップできるので、ぜひお試しを。
WEB面談中はカメラに目線を
WEB面談中は、つい画面の中の相手の方の顔を見てしまいがちです。ですが、あなたの姿を写しているのはWEBカメラのレンズです。
そのため、実は画面に映った相手の目を見て話していても、相手の方は目線が合っているように感じず、うつむいているように見えるのです。
目線が合っているように感じてもらうには、カメラを見るとよいですよ。
あまりじっと見すぎると不自然ですが、例えば面談に入ってすぐに挨拶する時や、相手の方の質問に答えるタイミングでカメラを見ると、相手の方は目線が合うので安心感があります。
画面とは適度な距離を保とう
話している間に、徐々に顔が画面に近づいてくる方も多いもの。近くなりすぎると、影ができて顔が暗く映る原因になります。
また、距離が遠すぎると、あなたの顔は小さな画面内のさらに一部となり、表情が見えにくくなります。物理的な距離だけでなく、心理的にも距離を感じてしまいますね。
適切な距離を取り、肩上から顔全体にかけてカメラの枠に入るように意識しましょう。
表情は最後まで気を抜かない!
採用担当は、接続を切断する直前まで、あなたの顔が見えています。WEB面談が終わり「ありがとうございました」とお礼を言ったあと、少しの間良い表情をキープします。
好印象のまま面談を終えられるよう、ワンテンポ置いて相手が接続を終了するまで待ちましょう。
まとめ WEB面談のコツを身につけて自信を持って面接に臨もう
WEB面談のコツやポイントを解説しましたが、いかがでしたか?
WEB面談にふさわしい服装や場所、通信環境、マナーなどをご理解いただけたのではないでしょうか。
WEB面接は、求職者・応募者の方はもちろん、実施する企業側も試行錯誤の段階です。
いちばん大切なのは、どんな状況になっても、落ち着いて普段のあなたらしく振る舞うこと。WEB面談を通じて、あなたの魅力を最大限アピールしてください。
それでは、WEB面談がんばってくださいね!