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キャリア形成とは?重要視されている理由とケース別のポイント

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仕事を通じた自己形成や自己実現のためには、「キャリア形成」を意識することが大切です。
ただ、キャリア形成の重要性を感じつつも、具体的に何をすればいいのか、どのようなステップで進めていけばいいのかがわからない方もいるかもしれません。
そこで今回は、キャリア形成の重要性やポイントについてご紹介します。

キャリア形成とは?

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キャリア形成の意味や、混同しやすい「キャリアプラン」「キャリアデザイン」「キャリアパス」との違いについて詳しく解説します。

キャリア形成の定義

キャリア形成は、働く上で求められる能力や知識、経験を、計画的かつ意識的に習得していくプロセスのことです。
単に与えられた仕事をこなすのではなく、自分の将来像を思い描き、その実現のために必要なスキルや経験を積み重ねていくことが大切です。

例えば、「営業職で成果を上げるためにコミュニケーション能力を磨く」「将来的に管理職を目指してマネジメントスキルを学ぶ」といった行動は、キャリア形成の一環といえるでしょう。

キャリアプランやキャリアデザイン、キャリアパスとは?

キャリア形成と混同されがちな用語に、「キャリアプラン」「キャリアデザイン」「キャリアパス」があります。ここでは、それぞれの定義とキャリア形成との違いを明確に解説します。

【キャリアプランとは?】

定義

キャリアプランとは、自分の目標に向かって、どのような経験やスキルを積んでいくかを具体的に計画したものを指します。例えば、「3年以内にリーダー職を目指す」「5年後には新規事業の責任者になる」といったように、具体的な目標とその達成のためのステップを明確にするのがキャリアプランです。

キャリア形成との違い

キャリアプランは、キャリア形成を実現するための「具体的な道筋」を描くことです。一方でキャリア形成は、より広い意味で「キャリア全体を意識して行動し、成長していくこと」を指し、キャリアプランはその一部ともいえるでしょう。

【キャリアデザインとは】

定義

キャリアデザインとは、将来の理想像や目指す姿を明確にし、その実現に向けてどのように働き、成長していくかを主体的に考え、設計することを指します。自身の価値観やライフスタイルも踏まえて、どのようなキャリアを描くかを「設計」する段階がキャリアデザインです。

キャリア形成との違い

キャリアデザインは、理想のキャリア像を描き、目指す方向性を決める「設計図づくり」の部分です。対してキャリア形成は、設計から実践までを含めた全体像を示す概念で、キャリアデザインよりも大きな考え方といえるでしょう。

【キャリアパスとは】

定義

キャリアパスとは、特定の職種や職位に至るまでの標準的なステップや昇進ルートを指す言葉です。企業内での昇格や異動、職種変更を含めた成長の道筋が「キャリアパス」として用意されていることが多く、職種ごとに異なるパターンがあります。

キャリア形成との違い

キャリアパスは、企業や組織が定める「成長の道筋」であり、個人の意思にかかわらず制度的に決まっている部分も含みます。そのため、「個人が仕事を通して、自身の成長や自己実現を追求するプロセス」を示すキャリア形成よりも、限定的な範囲で使用される概念といえます。

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キャリア形成はなぜ重要?

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キャリア形成は、今や個人の働き方や人生設計において欠かせない考え方になっています。
ここでは、なぜキャリア形成が重要とされているのか、背景となる社会的な変化や、個人にとってのメリットを踏まえてくわしく解説します。

社会構造の変化と働き方の多様化

現代社会では、かつてのように企業が用意したキャリアパスをたどるだけで、安定したキャリアアップや満足感を得ることが難しくなっています。また、働き方の多様化に伴い、個人が自らキャリアに目標を持ち、積極的に構築していくことが求められています。

例えば、日本社会で長らく根付いていた「終身雇用」や「年功序列」といった制度は、グローバル化や経済構造の変化により崩れつつあります。かつては、企業が用意した昇進ルートに従うことで、自動的にキャリアアップが見込めましたが、現在ではその保障が薄れつつあるのです。

また、リモートワーク、副業、フリーランス、ジョブ型雇用など、多様な働き方が広がる今、個人の選択肢は格段に増えました。これまでの「会社任せ」のキャリア構築が通用しにくくなり、自分の強みや価値を見つめ、どのようなキャリアを築いていくのかを主体的に考えることが重要な要素です。

仕事の満足度や幸福度を高めるため

キャリア形成は、単に仕事上のスキルアップだけでなく、働くことへの満足感や、人生全体の幸福感にも大きく関わっています。主体的にキャリアを考えることが、日々の仕事に充実感を与え、人生の質を高めるきっかけになります。

また、キャリア形成を意識し、自らのスキルや経験を高めていくことで、労働市場における自分の価値も向上します。それにより、より良い労働条件や働きやすい環境での仕事に就けるチャンスが広がり、結果的にワークライフ・バランスが整い、人生そのものが豊かになることが期待できます。

転職やステップアップを有利に進めることができる

現代のキャリア形成では、一社にとどまらず、転職やキャリアチェンジを通じて成長の機会を得ることが一般的になっています。その際、計画的にキャリア形成に取り組んでいる人は、転職やステップアップをより有利に進めやすくなります。

自身の目標や将来像が明確になっていれば、必要なスキルや経験も自ずと見えてくるでしょう。その結果、自分に必要な経験が得られる環境を選びやすくなり、転職活動でも軸のある行動が取れるようになります。

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ケース別のキャリア形成のポイント

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キャリア形成の進め方は、現在の働き方や目指す方向性によって異なります。ここでは「アルバイト・パート・派遣から正社員へステップアップする場合」と「転職を考える場合」の2つのケースに分けて、キャリア形成のポイントを紹介します。

アルバイト・パート・派遣から正社員にステップアップする場合

【現職での実績と信頼を積む】

正社員へのステップアップを目指すうえで、まず必要なのは「目の前の仕事で成果を出す」ことです。アルバイトや派遣といった雇用形態にかかわらず、与えられた業務に真摯に取り組み、期待以上の成果を上げることで、職場内での評価が高まります。
また、決められた仕事だけにとどまらず、自ら進んで責任ある業務に挑戦する姿勢を見せることで、周囲からの信頼を得やすくなります。

【自己分析とスキルの可視化】

正社員になる目的を曖昧にしたままでは、チャンスがあっても活かしきれません。まずは、自分がなぜ正社員を目指すのか、将来的にどんな働き方をしたいのかを整理しましょう。
また、これまでの経験の中で得たスキルや成果を客観的に見つめ直し、履歴書や職務経歴書で伝えられるようにまとめておくことも重要です。

【社内登用制度や転職の情報収集】

企業によっては、アルバイト・パート・派遣社員向けに正社員登用制度を設けているところがあります。その場合、登用試験や面談のタイミング、評価基準などを早めに把握し、準備を進めておくことが大切です。
一方、正社員登用制度がない場合や、現職での将来性に不安がある場合は、「派遣社員から正社員雇用になれる紹介予定派遣求人があるかを確認する」「転職サイトや転職エージェントを活用する」といった方法で、正社員求人を積極的に探すことも有効です。

【社会人基礎力の強化】

正社員には、単なる業務遂行だけでなく、組織人としての基本的なビジネススキルも求められます。特に「報告・連絡・相談(報連相)」や「主体的に動く姿勢」、そして「周囲と協力しながら成果を出すチームワーク力」は、どの業界・職種でも重視される要素です。これらの社会人基礎力は、日頃から意識して磨くことで、正社員登用や転職の際に高く評価されるポイントとなります。
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正社員から正社員へ転職する場合

【キャリアの棚卸しと方向性の明確化】

「自身の強みを活かしたい」「新たな業界で挑戦したいなど、前向きな理由を明確にしましょう。また、自分のキャリアをどう描きたいのか、5年後・10年後の目標をイメージし、キャリアの軸を持つことが、転職活動をぶれずに進めるうえでの指針になります。
また、転職活動では、これまでの業務経験やスキル、成果を明確に整理し、アピールできる「強み」を持つことが欠かせません。具体的なプロジェクト事例や成果数値を含めて整理することで、職務経歴書や面接でも説得力を持って伝えられます。

【業界・職種研究を行う】

同業界・同職種での転職は、即戦力として評価されやすい反面、求められる成果や役割のハードルも高くなります。一方、異業種・異職種への転職を目指す場合は、これまでの経験をどう活かせるかを工夫して伝える必要があります。そのため、自分の希望と照らし合わせながら、業界・職種ごとの求められるスキルや知識をしっかり把握しましょう。
また、業界の将来性や働き方改革の動向、企業文化なども事前に調べておくことが大切です。働き方や価値観が自分に合わない企業に転職してしまうと、再び短期間で転職を考える事態になりかねません。業界研究・企業研究を通じて、自分にマッチした環境を見極めましょう。

【スキルの補強と学び直し(リスキリング)】

転職を考えた時点で、応募したい企業や職種に求められるスキルが不足していると感じた場合は、ビジネススキルやITスキル、マネジメント力など、求められる能力に応じた自己研鑽が必要です。必要なスキルや知識を効率的に学ぶ方法として、資格取得やオンライン講座の受講が挙げられます。ビジネススクールやeラーニングを活用することで、働きながらでも学び直しが可能です。これらの学習実績は、スキルだけでなく「成長意欲がある人物」として評価される材料にもなります。

【職務経歴書・面接対策】

職務経歴書では、単に「○○を担当」と書くだけではなく、「○○を担当し、売上を前年比120%に拡大」など、具体的な数字や成果を交えて実績を示すことが効果的です。
また、面接では、転職理由や志望動機は必ず聞かれる項目です。この際、前職の不満だけを語るのではなく、「自分の目指すキャリアに近づくための転職」であることをポジティブに伝える必要があります。
「自分が何をしたいのか」「なぜこの会社・職種を選んだのか」を書類や対面で伝えられるように、事前に準備しておくことが重要大切です。
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キャリア形成の基本的な考え方とは?

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ここでは、どのようなケースでも活用できるキャリア形成の基本的な考え方を紹介します。

1. ありたい姿の明確化

キャリア形成の第一歩は、将来どのような自分でありたいかを明確にすることです。
「どんな仕事に携わっていたいか」「どんな立場で働いていたいか」を具体的にイメージすることで、自分のキャリアの目標が見えてきます。将来像を明確に持つことで、日々の行動やスキルアップの方向性が定まり、ブレずに進んでいくことができるでしょう。
また、憧れの先輩や尊敬する人を「ロールモデル」として参考にするのも有効です。その人がどんな道を歩んできたかを知ることで、自分の目標や進むべき道がより具体化されます。

2.自分の価値観やスキルを棚卸しする

目指すべき姿を思い描いたら、次は自分自身の現状を正しく把握しましょう。
仕事を通じて身につけたスキルや、評価された実績、やりがいを感じた経験などを書き出し、整理します。自分が得意としていることや、心から大切にしたい価値観が見えてくると、今後どのようにそれを活かせるかがわかってきます。
また、過去の成功体験や達成感を得た場面を振り返ることで、自分にとっての「強み」と「適性」が見えてくるでしょう。このような要素をしっかり把握することが、今後のキャリア形成における重要な武器となります。

3. ありたい姿を実現するために必要なことは?

理想の姿と自分の現状を比較し、そのギャップを認識することも重要です。
「目標に到達するために何が足りないのか」を洗い出すことで、次に習得すべきスキルや経験がはっきりします。このギャップ分析は、成長のための具体的なアクションプランを考えるうえで欠かせません。ギャップが明確になれば、それを埋めるための行動計画を立てましょう。スキルアップ、資格取得、新しい業務へのチャレンジなど、ギャップを埋めるための具体的なアクションと計画を作ることが大切です。

4.行動を起こす

頭の中でいくら考えても、実際に動かなければ結果は変わりません。「行動すること」がキャリア形成の第一歩です。1~3までのプロセスで考えたアクションとその行動計画をもとに、具体的なアクションを行いましょう。まずはできることから始めて、できるだけ継続することが、ステップアップや転職成功のカギとなるでしょう。

5. 定期的に振り返りを行う

キャリア形成は一度計画して終わりではありません。定期的に進捗を確認し、必要に応じて軌道修正を行うことで、より良いキャリアが築けます。
行動を起こした結果を振り返り、目標に対してどのくらい近づけたのかを確認することで、次のステップが見えてきます。必要に応じて計画を見直し、改善を繰り返しましょう。

まとめ

キャリア形成は、働く上で求められる能力や知識、経験を、計画的かつ意識的に習得していくプロセスを指す概念です。
アルバイトやパート、派遣社員から正社員へのステップアップ、転職によるキャリアアップを検討している方は、今回ご紹介した内容を参考に、ご自身のキャリア形成を考えてみてください。

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