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商品紹介を作るときの7つのポイント!リアルな場での伝え方・表現のポイントも解説!

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商品紹介とは、単に製品やサービスの魅力を伝えるだけでなく、顧客の心を動かして購買意欲を高めるための重要な行為です。今回は、テキストでの商品紹介を中心に、商品の魅力を伝えるためのポイントについて解説します。

商品紹介とは?目的は?

商品紹介とは?どんなシーンで活用できる?

商品紹介とは、製品やサービスの特徴や利点を説明し、消費者にその価値を伝える行為です。具体的には、商品の機能、使用方法、利点、価格、購入場所などを詳しく説明します。活用シーンはさまざまで、オンラインストアでの商品紹介、店舗内での接客、カタログやパンフレットでの商品解説、SNSやブログ・ECサイトでの訴求、企画のプレゼンなど、多岐に渡ります。

商品紹介の目的

ご紹介したように、商品紹介の活用シーンは多岐にわたりますが、主に以下のような目的のために行われます。

・認知度の向上:商品の存在を多くの人に知らせることで、ブランドや製品の認知度を高めます。
・購入意欲の喚起: 商品の魅力を伝えることで、消費者の購入意欲を刺激します。
・信頼の構築:詳細な情報を提供することで、消費者に対する信頼感を醸成します。
・差別化:競合他社の商品と差別化するために、独自の特徴や利点を強調します。
・顧客教育:商品の使用方法や効果を説明することで、消費者が正しく理解し、適切に使用できるようにします。

商品紹介の書き方とは?押さえておきたい7つのポイント

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まずは、商品紹介の基礎となる紹介文の書き方について抑えておきます。商品の魅力を伝え、顧客の心を動かすための基礎的な能力なので、ぜひ確認してみてください。

1. 文字数は400500文字がおすすめ

商品紹介の文は、情報を十分に伝えつつ、読みやすさを担保するために400500文字程に収めましょう。商品やサービスの魅力をすべて詰め込もうとすると、どうしても文字数が多くなり、読者に負担を与えてしまいます。読者がストレスなく、スッと内容を理解できるように、なるべく文字数が増えすぎないよう意識してください。

2. ターゲットを明確にする

商品紹介を書く際には、対象となるターゲット(顧客層)を明確にします。ターゲットの趣味嗜好や興味関心、日常生活などを意識して、彼らに響く表現の言葉を選ぶことで、より効果的な紹介文を作成することができます。

3. 常套句は避けて、商品特性を数字などで具体的に説明する

商品紹介を書く際に重要なのが、「最高の品質」「驚きの効果」といった常套句の仕様をなるべく避けるということです。代わりに積極的に使いたいのが具体的な数字やデータです。例えば、「バッテリー寿命は12時間」や「成分の90%が天然由来」など、具体的な数字やデータを使って商品特性を説明することで、文章の説得力を深めることができます。

4. 商品を使用することで得られるベネフィットを記載する

商品の特徴を解説するときに意識したいのが、顧客がその商品を使用することで得られる具体的なベネフィット(利益)を伝えるということです。例えば、「このクリームを使うことで、肌が24時間潤います」といったように、数字やデータと合わせてベネフィットを提示することで、商品やサービスに対する顧客の興味関心をさらに高めることができます。

5. 商品の背景にあるストーリーも盛り込む

商品の開発背景や創業者の思い、使用されている素材の由来、その素材を使うことになった理由など、商品やサービスの紹介にストーリー性を持たせることで、顧客の共感を得ることができます。ストーリーによる商品やサービスへの共感は、購買というアクションの後押しになります。

. ユーザーが感じるであろう不安や疑問を解消する

文章を作成するときにもうひとつ注意したいのが、購入を検討する顧客が抱きがちな不安や疑問を予測し、それに対する回答を商品紹介に盛り込むということです。例えば、使用方法やメンテナンス方法、保証内容などを明確に説明することで、不安や疑問が解消され顧客の安心感を高めることができます。

. レイアウトなどの見せ方も意識する

文字数や表現などを意識して文章を作成しても、レイアウトやビジュアルなどのアウトプットのクオリティが低いと読みづらくなってしまいます。見出しや段落を工夫したり、写真や図を適切に配置したり、視覚的にも訴求力のある紹介文を作成しましょう。

商品紹介を書くときはフレームワークが便利!

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商品紹介を書くとき、フレームワークを覚えておくと、過不足のない文章が書けるようになります。

6W2H

6W2Hとは?】

6W2Hとは、情報を整理し、効果的に伝えるためのフレームワークです。以下の8つの要素から成ります。

Who(誰が):誰が対象なのか、誰が関わっているのか
What(何を):何を紹介するのか、商品やサービスの内容
When(いつ):いつ利用するのか、購入や利用のタイミング
Where(どこで):どこで利用するのか、販売場所や利用場所
Why(なぜ):なぜその商品が必要なのか、購入する理由
Whom(誰に):誰に向けてのものなのか、ターゲット層
How(どのように):どのように利用するのか、使い方や手順
How much(いくらで):価格はどれくらいか、コストパフォーマンス

【具体的な使い方は?】

商品紹介文を書く際に、この8つの要素を基に、以下のように情報を整理しましょう。

Who:この商品は主に忙しいビジネスマンを対象としています。
What:高性能なワイヤレスイヤホンです。
When:通勤時間や仕事中のリモート会議に最適です。
Where: オンラインストアおよび主要な家電量販店で購入可能です。
Why:高音質と長時間バッテリーで、仕事効率が向上します。
Whom:ビジネスマンやリモートワーカー向けです。
How:簡単なペアリング操作で、すぐに使い始められます。
How much:価格は税込みで12,000円です。

QUESTフォーミュラ

QUESTフォーミュラとは?】

QUESTフォーミュラは、効果的なセールスコピーを作成するためのフレームワークです。文章を作成する際に、以下の5つのステップで文章を構成することで、読者の購買欲求を高められるとされています。

Qualify(資格付け):ターゲット読者を特定し、彼らが自分の問題を解決できる製品であることを示します。
Understand(理解):読者のニーズや問題を理解し、共感を示します。
Educate(教育):製品やサービスの利点や特徴を説明し、読者が問題を解決できることを示します。
Stimulate(刺激): 感情に訴えかけ、行動を促すための動機付けを行います。
Transition(移行):読者を次のステップ(購入、問い合わせなど)に導きます。

【具体的な使い方は?】

商品紹介文にQUESTフォーミュラを組み込む方法をご紹介します。以下を参考にしてみてください。

・Qualify(資格付け)
もしあなたが忙しいビジネスマンで、通勤中に高品質な音楽を楽しみたいと思っているなら、この製品はあなたに最適です。

・Understand(理解)
長時間の通勤やリモート会議で、音質が悪いとストレスを感じることはありませんか?

・Educate(教育)
このイヤホンは、高音質と最大12時間連続使用可能なバッテリーを誇ります。さらに、簡単にペアリングでき、すぐに使用できます。

・Stimulate(刺激)
忙しい日々の中で、このイヤホンがあれば通勤や会議がもっと快適になります。ストレスフリーな音楽体験をお楽しみください。

・Transition(移行)
今すぐオンラインストアで購入し、快適な音楽体験を始めましょう。

Q&Aで記載内容を可視化する

【Q&Aとは?】

Q&Aは、質問とその回答の形式で情報を整理する方法です。顧客が感じるであろう疑問とそれに対する回答を羅列することで、紹介文で記載すべき内容を可視化できます。

【具体的な使い方は?】

Q:このイヤホンはどのようにペアリングしますか?
A:イヤホンをケースから取り出し、スマートフォンのBluetooth設定から簡単にペアリングできます。初回ペアリング後は、次回以降自動的に接続されます。

Q:バッテリーの持ちはどれくらいですか?
A:一回の充電で最大12時間使用可能です。さらに、付属の充電ケースを使えば、合計36時間の再生が可能です。

Q:防水性能はありますか?
A:はい、IPX5の防水性能を備えており、雨や汗にも強い設計です。運動中や雨の日でも安心して使用できます。

Q:保証期間はどれくらいですか?
A:購入日から1年間のメーカー保証が付いています。万が一の故障や不具合にも対応いたします。

回答の部分を抜き出して、文章を形成することで、商品紹介に記載する内容を効率的にまとめることができるでしょう。

シーン別に解説!リアルな場の商品紹介で押さえておきたいポイント

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ここでは、紹介文以外の、リアルな場での商品紹介で押さえておきたいポイントをご紹介します。

1. 営業(MD)が販売店や顧客へ商品説明をする場

・商品の機能を深く理解する
営業担当者は、自身が扱う商品の機能や特徴を深く理解していることが重要です。どのような質問が来ても的確に答えることができるように準備しましょう。

・自身の実績やリーダーシップを示す
自分自身の実績やリーダーシップを示すことで、商品紹介に説得力を持たせることができます。例えば、過去の成功事例や自身がどのように貢献したかを具体的に述べるようにしましょう。

・優位性やベネフィットを伝える
商品の競合優位性や顧客にとってのベネフィットを明確に伝えます。例えば、「この商品は他社製品よりも軽量で、長時間使用しても疲れにくいです」といった具体的な利点を伝えましょう。

・相手が感じる不安を解消する
顧客が抱く不安や疑問に対して、事前に対応策を用意し、説明します。例えば、アフターサポートの有無や保証内容など、相手が安心できる説明ができるように準備しましょう。

2. 販促がライブや動画で商品紹介をする場

・視聴者の課題を提示し、商品が与えるベネフィットを明確に伝える
視聴者が抱える課題を最初に提示し、その課題を解決するためのベネフィットを明確に伝えるように構成しましょう。例えば、「多くの人が長時間の使用で耳が痛くなると感じていますが、このイヤホンは特別なデザインでその問題を解決します」といったように具体的なベネフィットを伝えることが大切です。

・企業と動画のイメージに統一感を持たせる
動画の内容やスタイルが企業のブランドイメージと一致するようにします。統一感を持たせることで、視聴者に対する信頼感とブランド認知を高めることができます。

・適切なアニメーション・テロップと尺でわかりやすくする
視覚的な補助としてアニメーションやテロップを使用し、情報をわかりやすく伝える工夫をしましょう。また、適切な動画の尺を保つことで、視聴者の集中力を維持します。

・ライブは視聴者とのコミュニケーションが重要
ライブの特徴は、視聴者とリアルタイムでコミュニケーションが取れるという点です。視聴者の疑問に応えたり、視聴者がライブに参加できる形で構成したり、双方向性を意識することで、商品・サービスや企業への愛着を、より深めてもらうことができます。ライブで商品紹介をする際には、一方的な説明だけでなく、視聴者に参加してもらえるようなコミュニケーションを意識しましょう。

3. クリエイターが社内に企画プレゼンをする場

・台本の朗読ではなく会話であることを意識する
プレゼンテーションは台本を読むのではなく、会話をするように自然に行うことが重要です。これにより、視聴者との距離感が縮まり、プレゼンの内容に興味関心を持ちやすくなります。

・「良いもの」ではなく「必要なもの」であることを伝える
提案する商品や企画が単に「良いもの」であるだけでなく、「必要なものである」ことを強調します。具体的な利用シーンやニーズに基づいて説明しましょう。

・短い言葉と接続詞で聞き手の感情を巻き込む
簡潔な言葉を使い、接続詞を効果的に使用してプレゼンテーションにリズムを持たせましょう。また、長いセリフや難しい言葉を使わないように、短く平易な言葉で統一することが大切です。

・必ずファクト(事実)を盛り込んで説得力を持たせる
具体的なデータやファクトを盛り込むことで、提案に説得力を持たせます。例えば、「市場調査によると、消費者の70%がこの機能を求めています」といった具体例を提示しましょう。

まとめ

商品紹介とは、製品やサービスの販売の核となる、非常に重要な行為のひとつです。どうすれば魅力的に商品を紹介できるのだろう?とお悩みの方は、ぜひ今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。なお、ワコールキャリアサービスでは、商品紹介に必要な能力を養える研修を行っています。プロから具体的なテクニックを学びたいという方はお気軽にお問い合わせください。

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