アパレル販売員のノルマって?メリット・デメリットと向いている人の特徴を解説!

「アパレルの販売員に興味があるけど、ノルマがあるとイヤだな……」などと不安に感じている方もいるのではないでしょうか?ノルマというとどうしてもネガティブなイメージを持ちがちですが、実は働くうえでたくさんのメリットがあります。そこで今回は、ノルマを設定する目的やノルマのメリットなどについて詳しくご紹介します。
アパレル販売員のノルマとは?なぜ設定されるの?
まずは、アパレル販売員のノルマとはどのようなものなのか?なぜ設定されるのかについてご紹介します。
ノルマとは?ノルマには店舗と個人の2種類がある
ノルマとは、簡単に説明すると売上目標のことです。店舗の売上目標(店舗のノルマ)があり、それを達成するための個人売上目標(個人のノルマ)が設定されます。店舗や雇用形態によって、個人のノルマを設定しないケースも増えていますが、店舗のノルマがないことはほとんどありません。
ノルマは販売員のモチベーションを高め、店舗の売上を高める重要な要素
ノルマは「店舗を維持するため、もしくは店舗の売上を高めるため」に設定されますが、そこで働く販売員に良い影響をもたらす制度です。代表的なのは、働くモチベーションを高めてくれること。ノルマを設定することで新しい接客手法や知識を習得することに前向きになり、適度な刺激を感じながら楽しく働くことができます。また、ノルマを達成したときの達成感や充実感を味わうこともできます。
ノルマのメリット・デメリットを解説!
では、ノルマにはどのようなメリットがあるのかさらに詳しく見ていきましょう。また、念のためノルマがデメリットになりえる点についてもご紹介します。
ノルマのメリット
働くモチベーションにつながる
ノルマがあることで、自分が目指すべき目標が明確になります。長く仕事をしていると、仕事をする意義を見失ったリ、慣れによって仕事が単調に感じたりすることがありますが、ノルマがあることでモチベーションを維持しやすくなります。
販売・接客スキルが高まりやすい
ノルマは、「どうすればお客様にもっと服を買ってもらえるようになるか」について深く考えるきっかけになります。結果、ブランドやアイテムの背景や知識を学んだり、動画や書籍などで接客の方法を調べてみたり、ノルマがきっかけで販売スキルを高めやすくなります。
収入アップにつながる可能性がある
店舗や雇用形態によりますが、ノルマを達成すると、インセンティブ支給・時給アップなどにつながることがあります。
スタッフ同士の連帯感が強まる
店舗のノルマは、お店のスタッフ全員で力を合わせて達成すべき目標です。スタッフ同士で力を合わせながら仕事をすることで、仲間意識を感じながら楽しく働くことができます。また、ノルマを達成したときの充実感や達成感もより大きなものになります。
ノルマのデメリット
ノルマがプレッシャーになることも
ノルマがプレッシャーになり、仕事のストレスが大きくなってしまう可能性があります。ただ、未達のペナルティが設定されているような企業はほとんどありません。実際はノルマを気にせず自分のペースで働けるため、そこまで気にしなくてもよいでしょう。
未達成が続くと評価が上がりにくい可能性がある
ノルマが評価指標のひとつに設定されている場合、ノルマの未達成が続くと、評価を得られにくくなる可能性があります。気になる方は、事前に確認しておくとよいでしょう。
ノルマありが向いている人となしが向いている人の違いは?
何かとネガティブなイメージがつきやすいノルマですが、ご紹介したようにポジティブな側面も多々あります。ただ、ノルマがない方が働きやすいと感じる方がいるのも事実です。ここでは、ノルマありが向いている人となしが向いている人の違いについてご紹介します。
ノルマありが向いている人の特徴
刺激を感じながら仕事をしたい人
ノルマには、働く目標を明確にし、仕事のモチベーションを高める効果があります。また、スタッフ同士の連帯感が強まり、刺激を感じながら楽しく働けるという側面も。「目標を目指してコツコツがんばるのが好き」「仕事で充実感や達成感を得たい」といった方は、ノルマありの職場が向いているといえるでしょう。
販売・接客スキルを高めたい人
ノルマは、ブランドやアイテムの知識を調べたり、動画や書籍で接客術を学んだり、販売・接客のスキルを高めるきっかけになります。販売員のスペシャリストや店長などのマネジメント職にステップアップがしたいという方は、ノルマありの職場が向いているといえます。
チームで取り組むことが好きな人
ノルマがあることにより、スタッフ同士の連帯感が強まり、みんなで売り上げ目標に向けて一丸となって頑張ろうという意識が生まれます。接客中のスタッフへのアシストや混雑時のチームワークは、お店の売り上げを取るのに必要な要素の一つです。
ノルマなしが向いている人の特徴
仕事とプライベートの両立のために、「プレッシャーやストレスになりえる要素を極力減らしたい」という人はノルマなしが向いているといえます。
ノルマのありなしはどうやって確認する?求人の探し方を解説!
最後に、ノルマのありなしを確認する方法についてご紹介します。
求人の募集要項などを確認する
ノルマのありなしは、求人の。ただ、どのようなノルマなのか?といったノルマの詳細がどこまで記載されているかは求人によります。また、ノルマのありなしが記載されていないケースもあるため、詳細が知りたい、記載がない場合は以下の方法で確認しましょう。
求人サイトの担当者やアパレル店の企業に問い合わせる
求人にノルマの詳細や記載がない場合は、問い合わせフォームや電話などで企業に直接問い合わせてみてください。また、企業の採用ページなどにノルマの詳細が記載されているケースもあります。メールや電話で問い合わせる前に、企業のホームページを確認するようにしましょう。
口コミサイトを確認する
口コミサイトでノルマのありなしや詳細を確認する方法もあります。メールや電話での問い合わせに抵抗があり、ホームページにも記載がない場合は口コミサイトを確認してみて。
派遣会社など人材サービス会社に問い合わせる
口コミサイトにも情報がない場合、派遣会社などの人材サービス会社に問い合わせてみるのもおすすめです。ノルマの詳細なども気軽に質問ができる他、職場環境や就業に関する希望など、さまざまなことを相談できます。求人について何かしらの不安がある方は、ぜひ有効活用してみてください。
まとめ
「ノルマ」と聞くと抵抗を感じる方も多いかもしれませんが、アパレルに限らず、全ての企業において売り上げの目標を立てて取り組むことにより、事業が成り立っています。
ノルマは、働くモチベーションや販売・接客スキルを高めるきっかけになる他、スタッフと連帯感を持って働けたり収入アップにつながったり、さまざまなメリットが多い制度です。また、目標を達成した時の喜びも大きいでしょう。
苦手意識を持っている人もいるかもしれませんが、未達成でもペナルティがあるケースはほとんどありません。必要以上に苦手意識を持つことなく、前向きにチャレンジを検討してみてください。